
待望のアディオスプロ4!
リーク画像などを見て楽しみにしていましたが、正式に発表されました!
待ちに待ったADIDASファンの皆さんの歓喜の声が聞こえてきそうです!
過去にADIOSPRO EVO1に関する記事を書きました。

現在はEVO2が最新です。

ADIOSPRO4についてもとても期待しておりました。
販売日にショップに訪問した時点では売り切れていましたが、頻繁に立ち寄っていたら入庫が確認できました。
実物を着用してみて一言で例えると、アディオスプロ史上最高のシューズでした!

今回はADIOSPRO4を自費購入したので、忖度なしの感想を記事にしていきます。
ADIDAS ADIOSPRO4 のポイント

・前作と比較して200g(27.0cm)と前作より15グラム軽量化された!
・踵の厚さ39mm 前足部 33mmと前作より踵が0.5mm薄くなりました。
・LIGHTSTRIKE PROは、他製品と比べて密度が細かくなっており、柔らかく反発性が向上している。
・アッパーは、伸縮するメッシュ「LIGHTLOCK(ライトロック)」に刷新され、フィット感が大幅に向上
・LIGHTTRAXION +は未体験なので早く履いてみたい。
・定価28,600円は良心的価格!
ライバルとして挙げられるのは以下のシューズです。
特に前作との変更点に絞って比較してみます。
比較表
本家サイトなどを参考に比較したスペックシートを作成してみました。
![]() ADIDAS ADIOSPRO4 | ![]() ADIDAS ADIOSPRO3 | ![]() メタスピードトーキョー | ![]() アルファフライ3 | |
|---|---|---|---|---|
| 定価 | 28,600円 | 26,400円 | 29,700円 | 39,655円 |
| 重量 | 200g(27.0cm)実測176g(25.0cm) 本家商品ページより | 215g(27.0cm)実測191g(25.0cm) | 170g (27.0cm)※本家商品ページより) | 218g(28.5cm) |
| 厚さ | かかと部分39mm、前足部33mm | かかと部分39.5mm、前足部33mm | かかと部分39.5mm、前足部34.5m | かかと部分40mm、前足部32mm |
| ドロップ | 6mm | 6.5mm | ドロップ: 5mm | 8mm |
| ミッドソール素材 | LIGHTSTRIKE PRO /ENERGYRODS 2.0 (カーボン製) | LightStrikePro+ EnergyRod (カーボン製) | FF LEAP™、FF TURBO PLUS+カーボンプレート | ZoomX カーボンプレート |
比較結果①:重量からADIDAS ADIOSPRO4を評価

重量面ではかなり軽くなりました!
実測だと同サイズのアディオスプロ3が191gでしたので、メーカ公表値の15gを上回る25gの軽さでした。

前作と比較して踵部が0.5mm薄くなった点と細めの作りとなったので、その恩恵かと思われます。
他社製品と比較しても、メタスピードエッジパリの次に軽量です。
重量で重視するなら、メタスピードパリが有利ですが、ADIOSPRO4もいい感じの軽さです。
メタスピードパリ>>ADIOSPRO4>>アルファフライ3=ADIOSPRO3
比較結果②:厚さからADIDAS ADIOSPRO4を比較
他社はギリギリ40mmラインなので、39mmは1mm差とはいえ薄くなります。
旧作ADIOSPRO2が39mmでしたので、原点回帰かと考えますが、ADIOSPRO3ではロッカー構造がきつくなり前足部が反りあがった形状になっている点が、管理人の走り方と合いませんでした。
しかし、ADIOSPRO4では同じくロッカー構造ではあるものの、母指球あたりの厚みを感じられる構造となった点とミッドソールの密度が変更となり、大幅に柔らかく感じるようになりました。
厚み以上に柔らかい感触なので、体幹が低い方には向きませんが、管理人の中ではお気に入りとなりました。
アルファフライ3>メタスピードパリ=ADIOSPRO3>ADIOSPRO4
比較結果③:アッパーのフィット感を比較
今回のレビューから、新項目としてアッパーのフィット感を書きます。
アディオスプロ3では、NEW SUPERLIGHT MESHという合成アッパーが使用されていました。
やや硬めの感触で賛否両論別れるアッパーでした。
最新作であるアディオスプロ4では、アッパー生地に「ライトロック」と「ロッキングバンド」が採用となり伸縮性があるアッパーへと進化しました。
アッパーのフィット感は、柔らかめに改善されておりフィット感はアディオスプロ史上最高に良いです。
他社製品を含めるとメタスピートパリのニットアッパーがお気に入りで、評価は以下のようになりました。
メタスピードパリ>アルファフライ3>ADIOSPRO4>>>ADIOSPRO3
ADIDAS ADIOSPRO4のサイズ感について
過去モデルと比較して、全体的に小さく細くなりました。
25.0cmまたは25.5cmか迷うところで、管理人は25.0cmを購入しましたが長めの距離を走ってみると幅が狭くなった分親指あたりが窮屈に感じました。
ワイドがラインナップされていれば、ジャストフィットなんですけどね…
25.5cmだとつま先が少し余るのですが、気に入っていたので買い替えました。
イエローとホワイトの2足持ちです。

ホワイトはポイント練習用です。
足の幅が狭い人は、アディオスプロ3と同じサイズで良いです。
過去にショップで足幅を測定してもらったことがありますが、管理人は標準という結果でしたので、足幅が標準又はワイドの方はワンサイズ上げた方が良いです。
参考に私が着用しているランニングシューズのサイズを書いておきます。
ADIDAS ADIOSPRO4のミッドソールについて
構成はLIGHTSTRIKE PRO/ENERGYRODS 2.0で構成されています。
ここからは各部分をピックアップして比較します。
ADIOSPRO3では、2より柔らかめとしていたようですが、管理人には2の方が扱いやすかったです。
ADIOSPRO4では、LIGHTSTRIKE PROの密度がより小さくなっており、とても柔らかく、反発性が向上しております。
実物を着用してみて、過去一でミッドソール素材の変化を感じることができました。
ADIDASのランニングシューズ全般でミッドソールが硬めでしたが、アディオスプロ4では大幅に柔らかくなりました。
・ロッカーポイントが変わり、前作よりも前足部で反り上がるようになったので、母指球あたりでの着地時にしっかりと柔らかさを感じられるようになりました。
この点が個人的には気に入ったので、一気にお気に入りシューズへと昇華しました!
前作、ADIOSPRO3よりフルレングスとなりました。
他社と比較して、しなりにくいので硬めのカーボンファイバーが入っている印象です。
柔らかくなったミッドソールの反発+硬めのカーボンプレートの推進力による恩恵を受けることで、とても速く走れる構造となりました。
ナイキのアルファフライ3やメタスピードパリと比較して、ADIOSPRO3は硬めの印象でしたが、ADIOSPRO4に進化したことで、柔らかさと反発性に関しては最も優れていると感じています。
メタスピードスカイトーキョーに近い感覚なのです。
柔らかめですが柔らかすぎず、鋭く反発するのでグングンとスピードを上げることができます。
軽さに関してはメタスピードトーキョーに軍配が上がりますが、ミッドソールの性能だけでピックアップするとアディオスプロ4の方が優れています。
ADIOSPRO4>メタスピードスカイトーキョー>アルファフライ3>>>>ADIOSPRO3
①衝撃吸収性
9.5点
着地時に感じる柔らかさはメタスピードスカイトーキョーに似た感覚です。
柔らかさだけで考えるとメタスピードエッジトーキョーに軍配が上がりますが、柔らかすぎて苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
沈み込みすぎず、しっかりと衝撃を吸収してくれる点が気に入っています。
最近はポイント練習用にADIOSPRO4を愛用していますが、長めの距離を走っても疲れにくく足への優しさを感じます。
アッパーのフィット感がよいので、さらに衝撃を吸収してくれる印象が強いです。
②安定性
9.5点
前作より沈み込みが大きくなったので、安定性は低いと評価するランナーさんもいるでしょう。
しかし、私はエリートランナー向けのランニングシューズの中では安定性は高いと評価しています。
管理人の基本的な走り方はフォアフットですが、着地時に不安になるような感覚はありません。
踵着地の場合はやや物足りなさを感じますが、フラット着地や前足部着地であれば安定性は非常に優れていると感じるはずです。
③反発性・推進力
9.5点
ADIOSPRO3はロッカーポイントが母指球あたりから反り上がるので、フォアフット着地時に足が抜けるような感覚がありました。
ADIOSPRO4では、この点が大きく見直されてシリーズ史上過去最高の反発性と推進力となりました。
EVO2を軽く着用しましたが、ミッドソールがADIOSPRO3以上に硬めでかなりの走力を必要とするシューズと感じました。
しかし、アディオスプロ4は市民ランナーでも履きこなせるレベルの反発性と推進力です。
前足部でしっかりとミッドソールを踏みつぶして、カーボンのしなりを活かす走りが良いでしょう。
カーボンプレートは硬めなので市民ランナーではそこまでしならせることができないかもしれません。
管理人はそこまでしならせることができませんでしたが、気持ちよく走ることができました。
ADIOSPRO4の反発性と推進力は、他社シューズと比較しても頭ひとつ秀でています。
④耐久性・寿命
7点(仮)
耐久性に関しては、疑問符が残ります。
新素材「LIGHTTRAXION」に関してですが、触ってみた感じが薄くてペラペラとした印象です。

前作までに搭載されていた、コンチネンタルラバーは前足部の中央部に採用されています。
前足部の親指あたりが着地ポイントであるランナーさんには良いですが、私のようにO脚の場合は外側が着地ポイントとなるので、どれだけのダメージでどれだけ消耗するかが現時点では不明です。
元々が前足部の外側が薄い構造となっているので、管理人の走り方の場合あっという間に削れてしまいそうです…
トレッドミルで数回走った感じは問題なさそうですが…
ミッドソールの性能劣化についてですが、過去のアディダスシューズでは劣化しにくいです。
旧モデルは600km程度使い倒しましたが、ミッドソールの反発感を感じることができました。
耐摩耗性について、分かったことがあれば追記します。
削れた際はシューグーなどで延命すれば良いだけの話ですけどね。

⑤グリップ
9.5点
新素材「LIGHTTRAXION」になったことで、前作と比較してグリップ性能が大幅に改善されました。
管理人はトレッドミルでしか使用しておりませんが、ピタッと吸い付くようにグリップをします。
LIGHT TRAXIONが柔らかいので、路面をガッチリと捉えます。
まるでスパイクを履いているかのようなイメージです。
他社のシューズと比較しても1段階グリップ性能が高いと感じました。
ウェット路面では未使用なので未評価です。
総合点45点/50点満点
管理人の中で最もお気に入りのランニングシューズです。
単刀直入に書くと、性能面では他社のシューズと比較して頭一つ抜け出している印象があります。
反発性と推進力とグリップに関しては特に感じました。
さらにアッパーのフィット感も非常に良い方向に改善されたので、1点くらい加点して46点と評価しても良いくらいです。
新アウトソール素材のLIGHT TRAXIONの耐摩耗性は疑問符が残りました。
ポイント練習用に履きつぶすつもりで使用してみるので、その際に耐久性に関しては追記します。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はアディダス アディゼロ アディオスプロ4を自費購入しましたのでレビュー記事を書きました。
・前作と比較して200g(27.0cm)と前作より15グラム軽量化された!
→実測だと25gも軽量だった!!
・踵の厚さ39mm 前足部 33mmと前作より踵が0.5mm薄くなりました。
・2層構造のLIGHTSTRIKE PROは衝撃吸収性と反発性のバランスが両立されている
→ 走ってみて柔らかく、良く弾み、転がるシューズへと進化を感じました!
ヴェイパーフライネクスト%2に近い感覚です。
・性能面では他社のシューズより頭一つ抜けて優れています!
・LIGHTTRAXION +の耐摩耗性は疑問符が残る…
・定価28,600円は他社より安め!
実物を履いてみて、大幅に良い方向に進化していました!
お気に入りの一足となりました。
サブ3.5レベルでもフォアフット着地であればぜひとも使ってほしい逸品です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。



